静けさに戻る練習
今日は、ビギナーヨガクラスの最後に「ヨガの目的」」について、少しだけお話をしました。
「ヨガって、ポーズを上手に取れること?」
「体が柔らかくなること?」
「集中できるようになること?」
ヨガは、ポーズをとることが“目的”ではなくて、
そのプロセスの中で、自分自身と出会い、気づき、
そして少しずつ“今ここ”に戻ってくる練習。
アーサナ(ポーズ)の時間は、呼吸を感じたり、
体の強さややわらかさに気づいたり、
時には思考が騒がしくなったりすることもあります。
でも、そのすべての時間を通して、最後に訪れる静けさ。
目を閉じて、マットに体をゆだねて、ただ呼吸とともにある時間。
その瞬間にふと、「あ、今のわたしで大丈夫なんだ」と思えることがあります。
ヨガは、ポーズの中にあるのではなく、
そのあとの呼吸と静けさの中に、
そして、日々の暮らしの中にある。
朝、空を見上げたとき
コーヒーの香りにふっと立ち止まったとき
忙しい日の中で、一度立ち止まって深呼吸したとき
そんな一瞬一瞬にも、ヨガは生きている。
今日のクラスが、そんな“ヨガの本質”を少しでも感じてもらえる時間になっていたら嬉しいです。
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