ヨガの練習が教えてくれる、大切なこと
昨日は、首や右肩の調子を見ながらベーシックな練習をしました。
いつもよりシンプルな動きに集中してみると、改めて「基本を大切にすること」の大事さを感じました。ポーズの完成度や柔軟性にこだわるのではなく、ひとつひとつの動きを丁寧に行うことで、呼吸が深まり、体の声がよく聞こえるようになる。そんな気づきがありました。
ヨガのアーサナプラクティスは、ただ身体を動かすだけのものではありません。続けていくうちに、「今ここにいること」「目の前のことに集中すること」の大切さを教えてくれます。そして、それは人との関係にもつながるのだと感じます。
練習の中で、自分の呼吸を大切にすると、今この瞬間に意識が向きます。無理にポーズを深めようとしたり、周りと比べたりするのではなく、自分の体の声を聴き、丁寧に向き合うこと。それができるようになると、自然と普段の生活でも「目の前の人に心を向けること」ができるようになってくる気がします。
夜のヨガクラスでも、生徒さんの呼吸が少しずつ深まり、動きが滑らかになっていくのを見るたびに、「この時間を大切にしよう」と思います。一人ひとりがそこにいてくれること、同じ空間でヨガをしていること、そのありがたさを感じる瞬間です。
アーサナの練習は、ただの身体的な鍛錬ではなく、「今、目の前にいる人や物事を大切にする練習」なのかもしれません。自分の体と心に気持ちを向けることができるからこそ、他の人にも優しく、丁寧に向き合える。
そして、それは一度身につけたら終わりではなく、何度も繰り返し、何年経っても続いていくもの。私自身もまだまだ練習の途中であり、一生学び続けるんだろうなと思います。
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