アヒンサー(非暴力)とここちよい呼吸
昨日のアシュタンガヨガビギナークラスでは、「アヒンサー(非暴力)」についてお話しました。
アヒンサーとは、「誰かを傷つけないこと」。
けれど、それはただ他者に対してやさしくすることだけではありません。
自分自身に対しても、やさしくあること。
たとえば、
誰かの期待に応えようと無理をしたり、
本当は休みたいのに「大丈夫」と言い続けたり、
いつも誰かのために頑張りすぎてしまう。
それは、とても思いやりにあふれた美しい在り方だけれど、
気づかないうちに自分を後回しにしてしまっていることもあります。
アヒンサーの実践は、まずは「自分を大切にすること」から。
自分を丁寧に扱うことが、自然とまわりへのやさしさにもつながっていきます。
アーサナの練習もまた、その気づきを与えてくれます。
ポーズがうまく取れるかどうかよりも、
どれだけ「ここちよい呼吸」ができているか。
その呼吸が、今の自分の状態を教えてくれます。
頑張りすぎて呼吸が止まってしまっているとき、
私たちは自分にヒンサー(暴力)を向けてしまっているかもしれません。
だからこそ、ヨガの練習はただ体を動かすのではなく、
心地よい呼吸を通して、自分自身にやさしくあることを思い出させてくれるもの。
今日も、ここちよい呼吸とともに。
素敵な週末をお過ごしください😊
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